【西日本豪雨】災害ボランティア5日目・広島

広島3日目

昨日と同じ場所で活動することにした。

今日もまたリーダーとなり、軽トラックに乗って4人で出動。

一人暮らしのお宅にお邪魔する。

80代の女性で流されながらもなんとか泳いで助かったとのこと。
そこから日も経っていないのでまだ当時の光景が頭から離れず、何度も「心のケアがほしい。」と嘆いていた。


「話を聞いてもらえるだけでいいの、それぐらい今しんどい」
そう言ったおかあさんの顔を見ると、目が潤んでなにかこぼれ出しそうだった。

それでも家のことでやることが山積みのため動いている。
作業が終わったらゆっくり傾聴できればいいなぁなんて思っていた。

 

泥水に侵される

家の床一面が浸水していた。
床がきしんで踏みようによっては下へ抜けるため慎重に中へと進む。

濡れた畳や荷物を干すために外へ運び出す作業。バケツリレーのように外へとやる。

一通り運び出したら泥水が溜まった床を綺麗にする作業。

どうやったらいいかというマニュアルなんてないので、家の人と自分達で話し合いながら試行錯誤しながら作業を進めていく。

運び出した荷物の底が汚れないようにシートを敷く。
動かせない仏壇は濡れないようにビニールでカバーをする。

精一杯自分達で考えてできることはする。

 

ある程度床が綺麗になったところでお昼の時間を迎えた。

僕以外の3人は午後から仕事や用事があり帰らないといけないとのこと。

一人で残ろうと思ったが、軽トラが行ってしまうと帰れなくなるので一緒に乗ってくださいとのこと。

まだ目が潤んだままのおかあさんを見ながら帰るのは心が痛んだ。
センターに戻り、一人で行ける場所に行って少しだけ作業をして今日は終わった。

 

 

なにかを残したまま帰る

センターから車に乗って帰ろうとしたとき

『午前にお邪魔したおかあさん大丈夫かなぁ』
『誰でもいいから話を聞いてほしいって言ってたなぁ』

頭に潤んだ表情が浮かんだ。

帰りに寄ってみようかと思ったけど、
ボランティアセンターを通じて行った場所に個人で行くのはやっぱりダメか..と思い留まってしまった。

僕はナビにゲストハウスの住所を打ち込み車を走らせた。

 

宿に戻る

ゲストハウスに着くなりすぐ、2段ベッドの1段目に転がった。

近すぎる天井を眺めながらすごく後悔した。
その後はとりあえずぼーっとしていたんだと思う。

潤んだ表情が頭を過ぎる度に寝ようと枕に顔をうずめた。

 

それでも寝れずにゲストハウスの交流スペースへと足を運ぶ。
他愛ない話ですこし和んだ。

 

宿泊者の中に高齢者の男性がいた。
地形の研究をしていて、災害直後の調査のため個人的に来たらしい。

色々な不具合が生じて困っているとのこと。
レンタカーで回る計画だったが、借りれる時間からでは調査ができるかどうか危ういようだった。

 

「僕車出しますよ。」
とっさに口に出ていた。

「え?いいの?」
と遠慮されていたが、自分も明日は災害ボランティアではなく個人的に足を運ぼうと思っていたので丁度よかった。

早朝に出発することを約束して眠りについた。

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